高橋英樹さんは、長年いびきをかいていましたが、40歳を過ぎた頃から体重が増加し、大きないびきだけでなく、いびきといびきの間に呼吸が止まる、いわゆる無呼吸がみられるようになったそうです。その無呼吸の回数を奥さまが心配されテープレコーダーでいびきの音を録音されたそうです。
高橋さんの自覚症状といえば、昼間の眠気と疲れやすさでした。このような症状が出るのは、年取ったせいと考えていました。熟睡できないために心身の休息が十分にとれなかったのです。
簡易検査では、無呼吸は1時間に30回以上あり、重症でした。
睡眠ポリグラフ検査では、無呼吸数は1時間に21.3回、睡眠が浅くなる回数(覚醒反応指数)も1時間に17回ありました。しかし、シーパップ(CPAP)治療の結果、無呼吸は消失したそうです。
睡眠時無呼吸症候群は、大きないびきと昼間の眠気だけではなく、長期治療がなされない場合には、高血圧、狭心症、心筋梗塞、心不全、脳梗塞などを併発する危険性が高くなり、重症の場合では、寿命が短くなる可能性すらあります。睡眠時無呼吸症候群が疑われる方は、1日も早く受診し検査を受けられることをお勧めします。
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